サイト構成をしっかりと組み、ユーザーがサイト内で迷わない仕組みづくりを使用
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COLUMN

 

サイト構成をしっかりと組み、ユーザーがサイト内で迷わない仕組みづくりを使用

初めてのサイト作りの第2部になります。ここではサイトマップをしっかりと構成し、ユーザーがサイトに訪れた際、わかりやすく購入まで簡単に完結できるようにサイトの構成を説明いたします。
そしてサイトマップだけではなく導線も合わせて説明しユーザーが離脱しづらいECサイト、購入につながりやすいECサイトの構成を説明いたします。

まず、サイトマップとはなんでしょうか

サイトマップとはその名前の通りECサイトの地図(道案内)です。
どこに何があるのか。今いる場所から次の場所はどのような道があるのか。目的の場所に行くためにはどのように行けばいいのか。
そういった地図のことをサイトマップと言います。
これはECサイトのことをとてもよく理解していなければ作ることができません。
ここで支離滅裂な地図を書いてしまうと誰もゴール(購入完了)までとどりつくことができません。
せっかくECサイトに買い物に来たのに、買い物ができずに終わってしまいます。
わかりやすく、ゴールまで明確で少ないステップ数でたどり着けることがECサイトのサイトマップを作ることで重要です。

サイトマップにはどんなものがあるのか

サイトマップの一例を掲載します。
見えづらいかもしれませんがトップページ(赤枠)を起点にどのページに遷移できるか道順ができているはずです。
ページからページへとどのように移り変わるかを記載することでECサイト全体の分かりやすいフロー図が完成致します。

このサイトマップをベースに購入につながるテクニックを紹介します。
先ずは、簡単な導線、適正な流れは下記の様になります。

最も綺麗な流れでも5ステップ必要になります。
ECサイトに訪れて5回もクリック(厳密にいうとクリック数はもっと増えます)をし購入に至るわけです。
ユーザーにとってとてもストレスを感じますよね。
ユーザーは3ステップまでが最も閲覧してくれる比率が高いと言われます。
それ以降になると格段にクリック数は下がっていきます。
いかにクリック数を減らすか、それはサイトマップの構成に大きく関わって来ます。
計算し尽くされたサイトマップを構成しましょう。

どういった導線・サイトマップが最適なのか。

先ほどの導線を少し改良し、理想の3ステップに落とし込んで見ました。

トップページにいかにユーザーが求めている商品を並べられるか、検索のステップ数を減らすかが重要になって来ます。
新商品、オススメ商品、よく買われている商品、最近見た商品、その関連商品など。
さらにトップページにはファーストビュー(ページを開いた状態)で商品が見えるようにしましょう。
スクロールしてから商品が見えることはナンセンスです。
1商品でも多く見えるようにすることがECサイトの成功に近づく重要な対策の一つです。

ページには終わりはない。次の導線を確保しよう。

ECサイトの各ページに終わりはありません。常に次のステップに行けるように各ページの終わりに次の導線を入れることを心がけましょう。
それぞれのページを作成した場合、ページをそのまま終了させずに次の道筋を確保することが必要です。

例えばコンセプトのページを作った場合、コンセプトだけで終わるのではなく、そこから商品一覧やご利用ガイドなどに飛べるリンクを貼るべきです。
この時に注意しなければ行けないことはなんでもリンクを貼ればいいということではありません。
あくまでもストーリーが重要です。
コンセプトで「商品にかける想い」を掲載した場合は商品一覧に飛ばすべきですし、お問い合わせではFAQを紹介してみてはいかがでしょうか。
ストーリーを持って次の導線を付け加えることでユーザーに不快感なく離脱をさせず次のページへ促すことが可能です。

商品詳細ページこそ次の導線を確保すべきです。

商品の詳細ページではページの下部に、「商品検索結果に戻る」ボタンを設置したり、関連商品を掲載しその他の商品を見てもらうための導線づくりを行うことが必要です。
ここで注意しなければならないことは、関連商品を掲載することが重要で、全く関係ない商品を掲載している場合は今すぐ外してください。

「わんちゃん」の商品(ペットフード)を買いに来ているのに「ねこちゃん」の商品(爪とぎ)が掲載されていたらユーザーの離脱を防ぐことができません。
自分が欲しい情報の場所に全く関係ないものが表示されているからです。
なので関連商品はあくまでも関連している商品のみ掲載してください。
ペットフードを買いに来ているのにわんちゃんの服やおもちゃなどを見せることも極力避けてください。
※SKUが少ない場合は別です。

商品購入後の導線も大事

ここでもう一つ、商品を購入した後も導線を作ってあげることが重要です。
その場合は関連商品でも同系統(シリーズ物)の商品や同カテゴリの商品をみ表示させてあげてください。
どういうことかというと。
→ ペットフードを購入した後はおもちゃや服などを見せてあげてください。
さらに、そのペットフードがブランド物であったら、そのブランドが所有する他の商品を見せてあげてください。
ユーザーは購入後が一番ドーパミンがあふれています。その瞬間が他の商品の購入にも繋がりやすいのです。
さらに、自分が好きなブランドであれば関連商品が欲しくなるのが人間です。このタイミングで商品を紹介することは、理にかなったテクニックの一つです。
きっとCV数が上がるはずなのでぜひお試しください。

ECサイトは簡単に見えて奥が深く、計算された作りでなければ結果を出すことが難しいです。
サイトの見え方1つでも売り上げに影響してしまうECサイトは面白さもある反面シビアに結果を求められます。
そのためにECサイトの経験が豊富な企業を探すことをオススメいたします。

次回からはもう少し専門的な内容に触れていきたいと思います。
パンくずの重要性やgoogleアナリティクスの解析内容、その他のECサイトを作成するにあたって軽視できない情報をアドバイスいたします。

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